2つの文殊堂(出塩と亀岡)
少し前になるが山形にある2つの文殊堂を訪問。
①出塩文殊堂
毎年6月下旬から7月中旬くらいまであじさい祭りが開催されている。
といっても盛大なお祭りではなく、この期間駐車場が増設されているていど。周囲に出店が出たりということもほとんどない。(参道中間に休憩所と地元野菜販売の方が出る程度)
参道の両脇に約2500株のあじさいが植えられており、この期間とてもあじさいがきれいに咲き誇っている。朝早く行くと人も少なくインスタ映えする写真が撮れる。
文殊堂までは数百メートルのだらだらとした登り坂。最後は急な階段となる。あじさいはきれいで癒される場所ではあるが、梅雨の期間も気温が高くとても蒸し暑い。文殊堂に着くころには汗びっしょりとなるので、タオルは必携。あと参道は足元が良いとは言えないので歩きやすい靴で来ることをお勧めする。
歴史ある文殊ではあるが、周囲も含めて活気はなくもっと生かしていけないものか、と感じてしまう。
- 亀岡文殊堂
日本三大文殊の一つ。
駐車場が完備されており、参道入口には1店ではあるがお土産店もある。
参道途中には石仏やお堂が複数あったりするが、あまり整備されている感じはしない。
駐車場からだとそれほど長くない参道を登りきると亀岡文殊堂が控えている
お堂に看板がいくつも付いているのはどうなのかと感じてしまうが、ありがたくお参りさせてもらう。
お堂の中から細い紐が参拝場所まで伸びている。ご本尊とつながっている紐で、これを触ることでご本尊と直接触れ合ったのと同じご利益があるとのこと。このご本尊は秘仏で通常は見ることができないが、2023年7月から10月29日まで御開帳されている。
兎年にしか御開帳されないということで次回の御開帳は12年後の予定。
文殊堂中に入ると「落書き禁止」の注意書きがあちこちに。よく見ると柱や扉にかなり昔の落書きがびっしりと書かれている。中には住所・氏名と共に「家内安全」などの願いが書かれている。おおらかな時代だったのだな…
お堂の裏には湧き水もあり、飲めば知恵を授かれるそうだ。
あとお堂正面右側には大黒天様もまつられており、願望達成のときには軽く持ち上げられるといわれているそうだ。
1日に2か所の文殊堂にお参り、少しは知恵がついたか??